バローロを生むイタリアの銘醸品種「ネッビオーロ」の特徴について解説!

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ネッビオーロとは

ネッビオーロ(Nebbiolo)は、強いタンニンと高い酸を持つ、長期熟成型の赤ワイン品種です。若いうちは硬く感じるほどの渋みと酸を持ちますが、熟成によって驚くほど優雅で複雑な味わいへと変化します。重厚さというよりも、構造の強さと熟成力が特徴の赤ワインです。

品種の起源と歴史

起源はイタリア北部・ピエモンテ州。名前はイタリア語の「nebbia(霧)」に由来するとされ、秋に霧が立ち込める時期に収穫されることが語源といわれています。ピエモンテの丘陵地で何世紀にもわたり栽培され、イタリア最高峰ワインの基盤を築いてきました。

ネッビオーロの味わい・香りの特徴

ネッビオーロの最大の特長は、タンニンと酸の強さです。

香り:チェリー、バラ、スミレ、タール、トリュフ、革
味わい:中〜重めのボディ、非常に高いタンニン、高い酸
熟成による変化:硬さから、バラやドライフルーツ、土の複雑な香りへ

色調は比較的淡いものの、骨格は非常に強く、時間とともに真価を発揮する品種です。

生産量から見るネッビオーロ

ネッビオーロは、世界の生産のほぼ大半がイタリアに集中している品種です。栽培面積自体はカベルネやメルローに比べて小規模ですが、品質評価は非常に高く、イタリアを代表する高級品種です。

ピエモンテ州(最大生産地)

ネッビオーロの中心地。標高のある丘陵地帯で栽培されます。

バローロ

「ワインの王」と称されるDOCGワイン。強いタンニンと長期熟成能力が特徴。20年以上熟成可能な例もあります。

バルバレスコ

バローロよりやや穏やかなスタイル。熟成はやや早く、エレガントな印象。

※他国での栽培はごく限定的で、事実上「ピエモンテの品種」といえる存在です。

ネッビオーロに合う料理

強いタンニンと酸があるため、旨味の強い料理と好相性です。
・牛肉の煮込み
・トリュフ料理
・熟成チーズ
・ジビエ
・ポルチーニ茸のリゾット
脂や旨味を受け止める力があります。

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保存・熟成のポイント

ネッビオーロは熟成向きの代表格です。

保存温度:13〜15℃
飲み頃:
・ランゲ:5〜8年
・バルバレスコ:10年以上
・バローロ:20年以上熟成可能な例あり
若いうちは硬く感じても、時間が経つと驚くほど滑らかになります。

まとめ

ネッビオーロは、強い骨格と熟成力を持つイタリアの代表的赤ワイン品種です。世界生産の中心はイタリアで、タンニンと酸が非常に高い長期熟成で真価を発揮します。すぐに楽しむワインというより、時間とともに育てる赤ワインといえる存在です。

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