クラウディベイとは?
クラウディベイは、ニュージーランド南島の北端、マールボロ地方に本拠を置くワイナリーです。創業者のデイヴィッド・ホーネンは、当時あまり注目されていなかったマールボロのポテンシャルに着目し、独自のテロワールを活かしたソーヴィニヨン・ブランを生み出しました。
その味わいは瞬く間に世界中で話題となり、「ニュージーランド=ソーヴィニヨン・ブラン」というイメージを定着させた立役者とも言える存在です。現在では、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)傘下のプレミアムワイナリーとして、さらなる品質向上と国際的な展開が進んでいます。
代表的なワイン
ソーヴィニヨン・ブラン(白ワイン)
クラウディベイの代名詞とも言えるのが、ソーヴィニヨン・ブラン。爽やかな柑橘系の香り、グーズベリーやパッションフルーツのフレッシュな果実味、そして鋭い酸味が特徴で、清涼感あふれる味わいです。シャープでいて丸みもあり、バランスの取れた一本です。
ピノ・ノワール(赤ワイン)
クラウディベイでは、冷涼な気候を活かしたピノ・ノワールの生産も行っています。チェリーやラズベリーの果実味に加え、土やスパイス、オークの香りが絡み合い、滑らかなタンニンと共にエレガントなフィニッシュを迎えます。
味わいの魅力
クラウディベイのワインが高く評価される理由は、「香りの豊かさと味わいのピュアさ」にあります。特にソーヴィニヨン・ブランにおいては、トロピカルなアロマと鮮烈な酸味、ミネラル感のバランスが見事で、「南半球の白ワインの理想形」と称されることも。
また、全体としてアルコール感が穏やかで、フードペアリングがしやすい点も魅力のひとつです。
おすすめペアリング
■ソービニヨン・ブラン
クラウディベイのソーヴィニヨン・ブランは、海の幸との相性が抜群です。爽やかな酸味とハーブの香りが、料理の風味を引き立ててくれます。
- 生牡蠣や白身魚のカルパッチョ
- レモンやハーブを効かせたグリルチキン
- 山羊のチーズを使ったサラダ
- グリーンアスパラガスやスナップエンドウのソテー
■ピノ・ノワール
一方でピノ・ノワールは、赤系果実の香りとやわらかなタンニンが特徴のエレガントな赤ワイン。繊細な味わいの料理や、出汁の風味を生かした和食にも合います。
- ローストダックや鴨の照り焼き
- マッシュルームのリゾット
- 鰹のたたきや炙りマグロ
- 鶏のつくねや焼き鳥(たれ・塩どちらも◎)
クラウディベイは白も赤もそれぞれ個性がありながら、幅広い料理と合わせやすく、日常使いから特別な日まで対応できる万能なワインです。
まとめ

クラウディベイは、ワイン初心者から上級者まで幅広く楽しめるワインです。ソーヴィニヨン・ブランでニュージーランドの魅力を体感したい方、上質なピノ・ノワールを求める方、熟成にも耐える個性派白ワインを試したい方、いずれにも満足を与えてくれます。
また、クラウディベイのボトルデザインも洗練されており、ギフトにも最適。成城石井の店舗で販売していることも多く、比較的手に入りやすいのも魅力の一つです。ワインギフトに悩まれている方にはおすすめの一本です。
クラウディベイは、単なる南半球のワインではなく、ニュージーランドの自然と情熱、革新性を象徴する存在です。その味わいは爽やかでありながら奥深く、飲む人の心を掴んで離しません。まだクラウディベイを試したことがない方は、まずは定番のソーヴィニヨン・ブランからぜひ。