ソーヴィニヨン・ブランとは
ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)は、爽やかな酸味と際立つ香りが特徴の白ワイン用品種です。軽快でフレッシュな味わいから、「キレのある白ワイン」「食事に合わせやすい白」として世界中で親しまれています。
シャルドネが造りによって表情が変わる品種”だとすれば、ソーヴィニヨン・ブランは品種個性がはっきり表に出る白ワインと言えます。
品種の起源と歴史
起源はフランス・ロワール地方およびボルドー地方。名称はフランス語の「sauvage(野生)」に由来するとされ、
野草やハーブを思わせる香りが名前の背景にあるといわれています。カベルネ・ソーヴィニヨンの親品種のひとつでもあり、香りの強さと高い酸を持つ点が共通しています。
ソーヴィニヨン・ブランの味わい・香りの特徴
ソーヴィニヨン・ブラン最大の魅力は、一口で分かる爽快感です。
・香り:グレープフルーツ、ライム、青リンゴ、ハーブ、青草、時にパッションフルーツ
・味わい:軽〜中程度のボディ、シャープな酸、キレのある後味
・熟成傾向:基本は若飲み向き。果実と酸のフレッシュさが命
樽を使わないスタイルが主流で、冷やしてすぐ楽しめる白ワインとして高い人気があります。
主要生産国と生産量から見るソーヴィニヨン・ブラン
フランス
・世界最大のソーヴィニヨン・ブラン生産国
・世界全体の栽培面積の約30%前後
・主産地:ロワール、ボルドー
ロワールではミネラル感と酸が際立つスタイル、ボルドーではブレンド用としても重要な役割を担います。質・量ともに基準となる存在です。

ニュージーランド
・世界第2位クラスの生産規模
・国を代表する白ワイン品種
マールボロを中心に、トロピカルフルーツと爽快な酸を併せ持つスタイルが世界的に大ヒット。国のワインイメージを決定づけた品種です。

チリ
・世界有数の生産量
・安定した供給量と高いコストパフォーマンス
冷涼な海風の影響で、フレッシュでクセの少ないスタイルが多く、日常用ソーヴィニヨン・ブランの代表格といえます。

ソーヴィニヨン・ブランに合う料理
酸が高く、後味が軽いため、前菜から魚介まで幅広く対応します。
・白身魚、貝類、牡蠣
・サラダ、ハーブ料理
・寿司、カルパッチョ
・ヤギのチーズ(特にロワールスタイルと好相性)
重たい料理より、素材を活かした料理と相性抜群です。
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保存・飲み頃のポイント
ソーヴィニヨン・ブランは基本的に若飲み向きの品種です。
・保存温度:8〜10℃(冷蔵管理が理想)
・飲み頃:リリース後1〜3年以内
・樽熟成タイプや一部高級ロワールは例外的に熟成可能
「フレッシュなうちに飲む」が最も美味しい楽しみ方です。
まとめ
ソーヴィニヨン・ブランは、爽やかさ・香り・キレを重視する人に最適な白ワイン品種です。世界的に生産量も多く、シャルドネは少し重いなと感じす方にはおすすすできます。食事にも合わせやすいので、「迷ったらソーヴィニヨン・ブラン」と言われる理由が、はっきりとある白ワイン品種です。

